「帝国の復興」を狙うプーチン大統領の3人の側近たち

ロシアのウクライナ侵攻について、プーチン大統領の意思決定をサポートする急進保守派の側近エリート幹部3人が「黒幕」ではないか、という専門家の意見があります。
側近の3人とは次の面々:
- 7月11日生まれ:ニコライ・パトルシェフ:ロシア連邦安全保障会議・書記
- 5月21日生まれ:セルゲイ・ショイグ: 国防大臣
- 10月27日生まれ:セルゲイ・ナルイシキン:対外情報庁長官
「ウクライナ指導部は、アドルフ・ヒトラー並みの悪人ぞろい」
「ウクライナの民族主義者は人間以下の存在だ」
ウクライナ侵攻前にも彼らのこうした発言がメディアに取り上げられています。
ロシア安全保障の中心にいる彼らにとって、西側諸国というのは恒久的にロシアの敵対勢力であり、ウクライナは現在最もホットなロシアの脅威最前線だととらえられています。
彼らがどのようなパーソナリティーを持っているのか、見ていきましょう。
7月11日生まれ 「口が達者な情報通」
ロシア連邦安全保障会議・パトルシェフ書記は、1951年7月11日生まれ。誕生日事典によるこの日のパーソナリティーは、「口が達者な情報通」です。彼によると、西側諸国はモラルが崩壊しており、伝統的な価値を守っていく防波堤になりうるのがロシアである;ロシアは中国のような非欧米の新興大国と同盟を構築していく必要がある、ということを念頭に様々な発言、助言をしていると思われます。さて、「誕生日事典」でのパーソナリティーはというと…
7月11日生まれの人は、とても社交好きなタイプ。身の回りの全てのもの全てに興味を抱きます。どんな話題にもついていける情報通で、そんな自分を誇りにしています。(中略)職場や社交の場では、噂話やゴシップでも、その場の話題にうまく調子を合わせることができます。仕事の上で高い位置にいるベテランでさえ、こういった無駄話をとても重視します。(中略)内部事情に詳しいことで、ものごとを自分に都合よく運べる場合が多いでしょう。
「誕生日事典」角川書店
必要とあらば、嘘も辞さないでしょう。ライバルを蹴落とすためなら、偽の情報をまことしやかに広めることもあります。(中略)誰かと組んで行動するときに最大の力を発揮します。たいていの場合、自分一人が責任を負うような状態はなるべく避け、リーダーになるのはやむを得ないときだけでしょう。
5月21日生まれ 「遠大なビジョンを持つ人」
ショイグ国防大臣は、1955年5月21日生まれ。誕生日事典によるこの日のパーソナリティーは、「遠大なビジョンを持つ人」です。彼はモスクワ州知事を歴任したロシアでも人気のある政治家の一人です。「誕生日事典」のパーソナリティーはというと…
5月21日生まれの人は、遠大な計画を立てるだけでなく、それを実現させる粘り強さを持っています。ひとたび何かに取り組むと、それを実現させる粘り強さを持っています。(中略)
「誕生日事典」角川書店
社会にどっぷりつかり、自分が正しいと信じることのために人と闘ったり、社会と対立したりすることさえあります。たいていは自分の理想のために闘いますが、他人の理想のために力を貸すこともあります。
頼りになる政治家ではあるのでしょうが、理想の方向が違うと粘り強い人だけに大変手ごわい存在になるのでしょうね。
10月27日生まれ 「ダイナミックな情熱家」
ナルイシキン対外情報庁長官は、1954年10月27日生まれ。この日生まれのパーソナリティーは「ダイナミックな情熱家」です。彼は、ウクライナ政権を「真の独裁政権」と非難し、タイムマシンが我々をヒトラー占領下の最悪の時代に連れ戻そうとしている、と発言していました。
力強さの溢れる10月27日生まれの人は、ダイナミックで直情的。その情熱は楽しいことが好きな太陽のような明るさから、ひどく落ち込んだ陰鬱な心情まで、様々な感情となってあらわれます。この日に生まれた人が相当な気分屋だというのもうなずけます。感情をうまくコントロールできなくなると、特に否定的な方向に向かった時に自分自身の人生や仕事に大きな打撃を与えることもあります。(中略)
「誕生日事典」角川書店
この日生まれの人は、身近な人の感情を巧みに操作できるだけでなく、強い感情をはっきりおもてに出したり、承諾をしぶったりもします。
その場に居合わせたり、一瞥(いちべつ:チラッと見ること)を投げたり、あるいは考えたりしただけで、相手に衝撃を与え、感情を変化させることができます。
プーチン大統領一人だけでも相当手ごわいのに、このような側近が3人も揃っていたらなかなか軌道修正は難しいかもしれません。それでも、ロシア国民がどのようにこの事態を受け止め、行動するのか、そこが一番キーポイントだと思います。